塗料の艶有り艶無し 選び方のヒント!

塗装工事において、色の選び方と同じくらい、仕上がりに影響を与えるのが塗料のツヤの有無です。外観だけでなく、ツヤの種類にはそれぞれ特長と欠点があります。ツヤのある塗料は汚れにくいですが、刷毛のムラが目立ちやすいです。一方、ツヤ消しの塗料は汚れが目立ちにくいですが、均一な仕上がりに見えます。塗る場所や目的に応じて、ツヤを選ぶことは非常に重要です。

今回は塗料の艶有り、艶無しについてご紹介します。

 

一般的に塗料はほとんどが艶有りタイプのものです。艶有りタイプの塗料に「艶消し剤」を混ぜることで艶無し塗料が作られます。その際に使われる「艶消し剤」の配合率で艶消しの度合いが変わります。

 

*艶有り塗料の特徴

価格: 艶無しより少し安い

耐用年数: 塗料本来の耐久性がある

汚れやすさ: 汚れがつきにくく目立ちにくい

高級感: 高級で新築時のような印象を与える

変化の度合い: 艶は数年でなくなる

 

*艶無し塗料の特徴

価格: 艶有り塗料の1.3倍程高い

耐用年数:艶有り塗料に比べるとやや短め

汚れやすさ: 表面に凹凸がある分汚れやすい

高級感: シンプルで自然な仕上がりが魅力

変化の度合い: 季節や経年変化による色の変化が少ない

 

まとめ

塗料の艶有りと艶無しの選択は、見た目の好みと環境を考慮して選ぶのがいいでしょう。

ナチュラルな落ち着いた雰囲気を優先したい場合には艶消し塗料を、汚れやすい環境で清潔さを保ちたい場合は、艶有り塗料がおすすめです。悩んだ場合は汚れやすさや見た目のどちらも可能にする3分艶などで検討してみてもいいかもしれません。