外壁や屋根などの塗装工事に使用される塗料にはたくさんの種類があります。塗料メーカーは数社あり、各塗料メーカーが出している塗料は週十種類にも及びます。また塗料のグレードに関係する樹脂の違いでも塗料の種類は分かれます。
今回はその中からウレタン樹脂に注目し、メリットをお伝えします。是非参考にされて下さい。
ウレタン塗料は、主にウレタン系樹脂を基にした塗料の総称です。この「ウレタン」とは、塗装業界で使われる一般的な用語であり、ポリウレタンとして知られる合成ゴムや断熱材にも用いられています。その特性は価格、耐久性、機能性のバランスが取れており、いろんな用途に適しています。
＊主な特徴＊
- 光沢がある
- 柔軟性がある
- 密着性が高い
- 価格が安い
ウレタン塗装の主な利点は、その万能性にあります。ウレタン塗料は柔らかな質感を持つため、どんな素材に対しても優れた密着性を示します。この特性は、伸縮性のある無垢材や集成材などにも適しています。また、仕上がりは硬い膜を形成し、汚れやシミ、水分に対して耐久性が高く、傷が付きにくいという利点があります。この汚れにくさは、他の塗料と比較してメンテナンスの必要性が低いという点でも大きな利点です。さらに、ウレタン塗装では幅広い色選択と多様な艶を実現することができます。塗りの濃淡や色味を調整しやすく、クリア仕上げを用いれば木材の本来の色味や木目を損なわず、透明感のある仕上がりを実現できます。
この様にウレタン塗料にはメリットがたくさんあります。価格もシリコン塗料などに比べると安価であることも魅力の1つです。耐久性などと合わせて考慮してみると更に検討しやすくなるでしょう。
