ウレタン塗装の特徴と工事に適した塗料の選び方

今回は、外壁塗装において使われるウレタン塗料について、メリットとデメリットを交えながらお話しします。ウレタン塗料の特徴や、どのようなケースで使用するのが良いのか、また逆に避けるべき状況についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください!

ウレタン塗料の特性とは?

ウレタン塗装の特徴と工事に適した塗料の選び方

まずウレタン塗料の特長として挙げられるのは、柔軟性と高い密着性です。塗装した後も柔らかさが残るため、建物が多少揺れたり動いたりしても、塗膜がひび割れしにくいという特徴があります。例えば、地震などの影響を受けやすい日本では、外壁が割れにくい塗料というのは大きなメリットです。

また、種類が豊富なこともウレタン塗料の魅力です。外壁だけでなく、ドアや窓枠、ベランダの手すりなど、細かい部分にも対応できる汎用性があります。さらに、コストパフォーマンスが高く、仕上がりには光沢感があり、見た目も高級感を演出することができるのもポイントです。

 

ウレタン塗料のデメリット

しかし、ウレタン塗料にはいくつかのデメリットもあります。特に外壁や屋根などの紫外線にさらされる場所では注意が必要です。ウレタン塗料は紫外線に弱いため、時間が経つにつれて塗装が黄変したり、劣化が早く進む可能性があります。

また、耐久性が他の塗料に比べて劣るため、長期間にわたって塗膜を維持する必要がある場合は、シリコン塗料やフッ素塗料といったより耐久性の高い塗料を塗装する必要があります。

 

ウレタン塗料を選ぶべき場合

では、どのようなケースでウレタン塗料を選ぶべきかを考えてみましょう。

・コストを抑えたい場合

外壁塗装にかかる費用をできるだけ抑えたい方には、ウレタン塗料はおすすめです。リーズナブルな価格でありながら、見た目や機能面では一定の満足を得ることができるので、予算に余裕がない方でも安心です。

 

・短期的な利用を予定している場合

家を建て替える予定があったり、数年後に引っ越しを考えている場合は、ウレタン塗料の耐久性でも十分です。大きな投資を避けつつ、しっかりとした塗装が必要な場合には最適な選択となるでしょう。

 

・細かい箇所の塗装

 ウレタン塗料は、その柔軟性や密着性の高さから、外壁だけでなく、細かい部分にも適しています。例えば、ドアや窓枠、手すりなどの部分も同時に塗装する場合、統一感のある仕上がりが期待できます。

 

ウレタン塗料を避けた方が良い場合

一方で、次のような条件下では、他の塗料を検討することをおすすめします。

 

・耐久性を求める場合

 耐久性を重視したい場合、ウレタン塗料は他の塗料に比べて劣るため、ラジカル塗料やフッ素塗料などの方がより長持ちします。特に長期間長持ちさせたい場合には、耐久性の高い塗料を選ぶ方が価格は高くなりますが、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。

 

・日光が直接当たる場所への塗装

 ウレタン塗料は紫外線に弱く、長時間日光にさらされると黄ばみや劣化が進行しやすいと言われています。そのため、外壁や屋根などの日光が当たる場所には、より紫外線に強い塗料を選んだ方が長持ちします。

 

まとめ

ウレタン塗料は、その価格、仕上がりの美しさ、そして柔軟性によって、非常に多用途に使える塗料です。ただし、長期間の耐久性や紫外線への耐性が求められる場合には、他の塗料も検討することが重要です。

「築15年の我が家にはどんな塗料がいいのだろう?」「フッ素、ラジカル、ウレタン塗料、沢山塗料があって決められない」など塗料選びで悩まれている方は、ぜひお気軽にご相談ください!私たちが大切なお住まいに最適な塗料選びをサポートいたします。