塗料の特徴とデメリットを考慮した「艶」の選択

外壁塗装に使用される塗料には、「艶あり」と「艶なし」の選択がありますが、今回は艶あり塗料のデメリットに焦点を当ててみましょう。塗装工事の際の塗料選びにお役立て下さい。

塗料の特徴とデメリットを考慮した「艶」の選択

艶あり塗料を選択すると、最初は美しい光沢があり、建物に高級感や新築のような輝きを与えます。しかし、塗装は時間が経つにつれて劣化し、特に艶は2年〜3年で徐々に失われていきます。そのため、数年後には塗りたての美しい光沢も消えてしまいます。外壁の塗り替え周期が約10〜15年であることを考えると、次回の塗り替え時には必ずしも艶が保たれるわけではありません。

 

艶があると表面が滑らかになり、埃や汚れがつきにくくなる利点もありますが、効果も同様に時間とともに消えていきます。また、光沢がある外壁が上品に見える一方で、過度な艶は安っぽく見えることもあります。特に、明るい色の外壁に艶あり塗料を使用すると、派手に見えてしまうこともあります。

 

さらに、光の加減や使用する塗料によっては、眩しく見えたり艶が強調されたりすることがあります。そのため、外壁の色と塗料の光沢度合いを慎重に考慮することが重要です。

外壁塗装を検討する際には、塗料の艶の持続性や外観への影響を考慮し、適切な選択を行うことが大切です。